Covers shown: LP 1979, CD 1997, CD 2008
ハイブリッド・キッズ(1979年)

英国:チェリー・レッド・レコード A RED 5
日本:ジャパン・レコード JAL2503
1997年にCDにて再リリース 英国:ブループリント/
ヴォイスプリント・レコード BP-262-CD
2008年に『Claws』とともにCDで再リリース
英国:チェリー・レッド・レコードズ CDBRED362


1. ザ・バートンズ/マッカーサー・パーク
2. パンキー・アンド・ポーキー/ゴッド・セイブ・ザ・リーン+
プリティ・ベーコン
3. ジャー・ウーゼル/ワザーリング・ハイツ
4. リフィフィ/キャッチ・ア・Fーフォーリング・スター
5. マルコルム・ギャラクシー/フィーバー
6. キャピタル・パニッシュメント/セイブ・ユア・キス・フォー
・ミー
7. ブリティッス・スタンダード・ユニット/ドゥー・ユー
・シンク・アイム・セクシー?
8. コンボ・サルトリ/エンライトメント
9. ユー・エス・ナーズ/ゲット・バック
10. ディ・インセスターズ/サムシング・ベター・チェインジ
11.R.W. アトム/ユーブ・ロスト・ザット・ラヴィング・
フィーリング
12. ザ・ケイジ/テイク・ミー・アイム・ユアーズ
+ザ・ピペッツ/オール・ヤング・デューズ78

1997年のCD収録ボーナストラック:
13. ブリティッス・スタンダード・ユニット/ドゥー・ユー・
シンク・アイム・セクシー?(シングル・バージョン)
14. 666/エマージェンシー
15. ザ・クリエーターズ/マッカーサー・パーク(ファースト・
アテンプト)

モーガンが、ロンドンのパイプ・スタジオで(実際は
ノッティングヒルにある自分のワンルームアパートで、TEACの4
トラックテープレコーダを使って)レコーディングした初めての
作品。この奇怪極まるアルバムを作ろうという発想は、そもそも
(チェリー・レッドのボス、イアン・マクネイと共謀して)
パロディ・アルバムをやろうというところから始まった。演奏
するのは、誰も知らないアメリカの小さな町ピーボディ出身(
当時はクリーブランドやアクロンがロックの温床だと考
えられていたのだ)の「バンド」という設定だった。この
アイディアがラジオなどのマスコミで取り上げられたとき、この
話を信じた人がたくさんいたのである!しかし、実際に曲を作
ったのはモーガン一人だったのだ。曲は皆、オリジナルと全く
正反対のアプローチで演奏された。以下に、オリジナルを演奏
した(「前」奏と言った方がいいか?)アーティスト名と、この
アルバムのレコーディングの際に取った演奏スタイルについて
説明しよう。

1. リチャード・ハリス。
スタイルはザ・スペシャルズ、あるいはツートーン。
2. セックス・ピストルズ。
スタイルは、ピンキー・アンド・パーキー
(BBCによる子供向け人形芝居の番組だ)。
3. ケイト・ブッシュ。
スタイルは、ジャー・ウォブルとレゲエ/ダブ。
4. ペリー・コモ。
スタイルは、セックス・ピストルズとスピード・パンク。
5. ペギー・リー。
実際には、彼女のスタイルを曲解したものになった。
6.ディーヴォスタイルのザ・ブラザーフードオブ・マン。
7. ロッド・ステュアート。
スタイルは、ニューウェーブ/テクノ。
8. サン・ラー。
実際には、彼のスタイルに少しばかりひねりを利かせた
ものになった。
9. ビートルズ。
“マイライフ・イン・ザ・ブッシュ・オヴ・ゴースト」
(イーノ/バーン)にヒントを得たコラージュ。
10. ザ・ストラングラーズ。
スタイルはザ・レジデンツ
11. ザ・ライチャス・ブラザーズ。
スタイルはスイサイド
12. スクイーズUK。
スタイルは、えーと、ザ・レジデンツとピンク・フロイド
の合わさった感じかな?その次に間を置かずにモット・
ザ・フープルの曲に移る。
スタイルは、78回転レコードのパームコート・オーケストラ。