スロー・ミュージック(1980年)
ロル・コックスヒルとの共作ソプラノ・サック(トラック 1、2、
3、4、5)、ヴォーカル/カリロン(トラック 7)
英国:パイプ・レコード/チェリー・レッド・レコード PIPE 1
1983年に再リリース 日本:ジャパン・レコード JAL 2511
1995年にCDにて再リリース 英国:ブルー・プリント/
ヴォイス・プリントレコード BP160CD
ジャケット フォトグラフ:モーガン・フィッシャー
1. ク・エン・パズ・デスカンセ
2. フロットサム
3. ヴアーズ
4. ジェットサム
5. マット・フィニッシュ
6. スロー・ミュージック
7. プリティ・リトル・ガール
チェリー・レッドが、なんとも気前のいいことに、何でも好
きなものを作っていいよ、と言ってくれた。彼のスタジオがそう
呼ばれているのと同じように、レーベルも「パイプ」と呼
ばれていた。まず第一弾として、環境音楽をレコーディング
することにした。シンセを使う代わりに、ソプラノ・サックスの
達人、ロル・コックスヒルを呼んで、生の音を採取し、それから
色々な処理をかけてみた。一曲目はヘンデルのラルゴをロリが
熱演してくれたものがベースになっていて、それに
テープディレーやオクターブシフトといった処理を施したものだ
。20分間のタイトル曲は、このアルバムのクロージングを飾る
短い曲(ロリが教会の鐘をバックに歌っている!)のメロディが
ベースだ。モーガンは、ピアノ、ギター、ベース、そして
ヴォーカルで、このメロディのいくつかのフレーズを録音した。
それから始めの音の一部を切り取って(テープにすると大体5
ミリ位)ぼやかし、フレーズごとにループにした。
こうしてできた長いループを、TEACの8トラックそれぞれに録音
していったのである。最後に、長いテープディレーによって同時
にフェードイン、フェードアウトを作りだし、完成に至
ったのである。このアルバムを作成するにはかなりの試行錯誤を
何週間も続けなければならなかった。また、YMOの細野晴臣など、
日本のトップ・アーティストたちが影響を受けたとして引き合
いに出されたこともある。
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